志望動機は「水が好きだったから」です。滝や川など、流れる水が好きなこともあり、環境問題に関係する仕事を希望しました。当時は家族のこともあり、地元である茨城県での就職を考えていたところ、学校求人で環境測定サービスの存在を知り、「水の分析で水と関われる仕事なら楽しいし、世の中の役にも立てる」と思い、応募させていただいたという流れになります。

面接では現会長から「全く畑違いの勉強をされてきたようですが、会社でしっかり教えるので、やる気があれば大丈夫ですよ」と優しい言葉をかけていただきました。

私は今、分析技術部で行なっている分析は、窒素とリン。それと水の中にどれだけの浮遊物質量があるかの調査も行なっています。

入社した時からずっと分析技術部で、水の分析を実践。大学で学部も専攻も一緒だった先輩が、偶然、環境測定サービスで働いていたこともあり、自分でも頑張れば大丈夫だと安心できた記憶があります。

やはり水を見ただけではわかりません。浮遊物質量の方は目視でだいたい予測がつきます。しかし窒素とリンは水が綺麗に見えても、数値の高い時があり、見た目だけではわかりません。そこが大変さでもあり、逆に面白い部分でもあります。

見えないところでの見立てが重要な業務です。希釈の倍率を決めるのに、この見立てが大事になります。思った通りの時もありますし、外してしまう時もある。予想通りの見立てができた時は嬉しいですし、外れたら「自分はまだまだ」と気持ちを引き締められます。ただ、外したことも次回からのデータになりますし、自分にとっての経験則にもなるので、無駄だということはありません。

女性としての働きやすさが、この会社にはあると思います。私の場合で言うと、1人で一つの業務を行なっているため、段取り的に自分で仕事の組み立てができるため、子育てをしながらでも休みが取りやすいですし、ルーチンが終われば何とかなるところが大きいのです。その意味でもありがたい職場環境だと実感しています。

同業他社さんのことはわからないので比較はできませんが、トータルに物事を見る会社だということが強みではないかと感じています。結果としての数値だけでなく、そのプロセスもしっかり見て、より精度が高い分析をする会社。そう思います。そういう環境測定サービスで、毎日の業務を通して少しずつでもスキルアップしていきたい。少しでも自分の仕事で世の中の役に立つことができたら嬉しいです。