入社したのは平成4年になります。学生時代に化学を専攻していたため、少しでも化学に触れている仕事を探していたところ、確か新聞の求人広告で環境測定サービスを知りました。分析の仕事ができるとのことで、ぜひ入社したいと思いましたね。

入社して感じたのは、外に出て作業することが多いので、体力も必要だという点。私自身がスポーツ好きなこともあり、そこはまるで苦になりませんでした。

環境調査部の業務は、大気、燃焼ガスを発生源とするものの調査です。イメージ的に言うと、焼却炉やボイラーなどから排出されるガスの測定。大気汚染防止法に則った調査です。法律内に数値が収まっているかどうかを調べます。法人のお客様だけでなく、一般のお客様も多いです。

現場では体力も使う以外に、暑いところ寒いところで作業することも多いですし、高所作業も少なくありません。

私が経験した中でいちばん高かったのは、約40mの煙突に登って測定した時。入社当時は高いところが苦手でしたが、徐々に慣れました。仕事ですので。あらゆる場面で安全面への配慮を欠かすことはありません。

当社は公的機関ではありません。単純に測定をするだけではなく、できる限りお客様にとって良い方向に進むため、アドバイスをします。測定の調査そのものは公明正大に行ないますが、そこに付いてまわる様々な面で、お客様に提案や助言ができる訳です。お客様が面倒を見てほしいと思われるのはそこだと思いますし。良くない結果はお客様も望んでいませんから。

顧客管理として「どうしたらいいか」の有益なアドバイスを実践しています。その点や迅速対応などの面で感謝された時がいちばん嬉しいです。

大手企業に勤めている友人知人から話を聞いて、当社は上下関係が緩やかというか穏やかだと理解しました。業務自体は非常に充実。それでいて自分の時間がしっかりとれるのがありがたいです。

私自身の働きやすさについてですが、仲間の存在があって、ここまでやれることができたと実感しています。もちろん仕事ですから大変なこともありますが、そんな時はいつも仲間と助け合うことで乗り越えることができたのです。

同世代の同僚が3人います。この仲間たちがいなかったら、今まで続かなかったかもしれません。本当に良い仲間に恵まれました。環境測定サービスは、そういう会社です。

年齢も年齢ですから、私がどう進んでいくかというより「どれだけ後進の社員が楽しく活躍できるか」を重要視して、そういった環境づくりをしていきたいと考えています。

指導として、私は性格的なこともあり、あまり怒ることができません。ただ自分では、そこが長所だとも思っています。これからも穏やかに後輩である仲間たちと接して、その成長を少しでも促すことができたら嬉しいですね。

例えば、与えられた仕事の100の内、できなかった50を注意するのではなく、できた半分の50を評価して褒めたい。そういう考えで後輩たちとコミュニケーションをとっています。